会社の経営を担うのが経営者、取締役の役割です。その業務・会計・税務を監査するのは一般的には”監査役”の役割です。
しかし、昨今の流れとして”社外取締役”を置く企業が増えています。社内業務に全くタッチしない外部から取締役を迎え入れることです。
[監査役]
少し監査役について詳しくご紹介しておきましょう。監査役とは、会社の取締役及び会計参与の業務を監査する『機関』のこと。機関とは、機能を果たす人間やグループということです。会社の事業や税務、経理などを”第三者”的立場から監査、違法な行為や著しく不当な職務執行行為があれば、それを阻止・是正するのが主な役割です。
[社外取締役]
社外取締役とは、『現在も過去においても、その会社または子会社の経営者や管理職、あるいは従業員ではない人(その会社の業務を執行しない人)、つまり、当該会社の利害に関与しない中立の立場にある取締役』のことです。業務を執行しない独立性の高い「社外取締役」は中立的かつ独立的な監視機能を持ち、執行と監督を明確に分離させるのを目的として設置されます。
このように見てくると監査役と社外取締役は同じ正確を持つ期間なのが解ると思います。しかし、監査役が法令順守という部分にかんする監査を主たる機能とするのに対して、社外取締役は会社の事業に対する監督業務を主たる機能とする点で違いがあります。
しかし、社外取締役制度が出来上がった背景には「監査役制度」の機能不全が一因であったとも云われています。税務や会計、税務調査の対策などの事業の裏方的業務の監督・監査については社外取締役の管轄外ともいえ、税務監査・会計監査の実効性を高めるためにも監査役制度の再興が必要なのかもしれません。